おうし座流星群2026|南群・北群の見頃と見つけ方

おうし座流星群2026アイキャッチ

おうし座流星群は、南群と北群という2つの群が、秋から冬にかけて長く続く流星群です。2026年の極大は、南群が11月6日、北群が11月13日。数は多くありませんが、明るい流れ星が見られることがあります。この記事では、見頃と時間、月明かりの条件、見つけるコツを、やさしく紹介します。

目次

おうし座流星群は、2つの群が重なっている

おうし座流星群は、2つの群が重なっている

おうし座流星群には、少し変わった特徴があります。流れ星が飛び出してくるように見える中心点(放射点)が、南と北の2か所に分かれており、それぞれ、南群、北群と呼ばれます。名前の「おうし座」は、秋から冬にかけて見えるおうし座にちなんでいます。

もとになる塵(ちり)を出した母天体は、エンケ彗星(2P/Encke)と言われています。彗星は、通り道に小さな塵をまき散らしながら進みます。その通り道に地球が入りこむと、塵が大気とぶつかって光り、流れ星として見えるのです。ただし、国立天文台によると、この流星群を作る塵はかなり古い時期に放出されたもので、彗星の接近と流星数の増加は無関係のようです。

おうし座流星群は、2つの群が重なっている

エンケ彗星が近くに来る年だけ流れ星が増える、というわけではないので、毎年、決まった時期に楽しめる流星群として覚えておくとよいでしょう。

2026年の見頃は?南群は11月6日、北群は11月13日

2026年の見頃は?南群は11月6日、北群は11月13日

国立天文台の情報では、2つの群が見られる期間はずれています。南群は9月20日ごろから11月20日ごろまで、北群は10月20日ごろから12月10日ごろまでです。2つの期間は、10月下旬から11月下旬にかけて重なります。

2026年の極大(流れ星がもっとも多く見える時期)は、南群が11月6日、北群が11月13日です。見頃は、南群が11月上旬、北群が11月上旬から中旬。どちらも、ほぼ一晩中、流れ星を探せます。極大の日の前後も、ほぼ同じように見られる可能性があるため、天気が悪い日は、前後の夜を狙うのもひとつの方法です。

おうし座南流星群は9月20日から11月20日で極大は11月6日、北流星群は10月20日から12月10日で極大は11月13日となる、2つの群の活動期間と11月の月の満ち欠けを示す図
2つの群の活動期間と極大日(2026年)

2つの群が同時に活動している時期は、どちらの群の流れ星なのか、見ただけでは区別がつきません。「おうし座流星群の流れ星」として、まとめて楽しむくらいの気持ちでかまいません。

月明かりの条件は?

月明かりの条件は?

流れ星の観察では、月明かりが大きなじゃまになります。明るい月が空にあると、暗い流れ星が見えにくくなるためです。2026年11月の月は、国立天文台によると、2日が下弦、9日が新月、17日が上弦です。

国立天文台は、南群は夜半前の月の条件が良く、北群も月の条件は比較的良いとしています。どちらの極大も、新月(11月9日)に近い時期にあたるため、月明かりのじゃまは少なめと考えてよさそうです。ただし、細い月でも、空が明るくなる時間帯はあります。月の出入りの時刻は、お住まいの地域の暦で確認してください。

数は少なめ。でも、明るい火球に出会えるかも

数は少なめ。でも、明るい火球に出会えるかも

おうし座流星群は、流れ星の数が多い流星群ではありません。国立天文台によると、極大のころの1時間あたりの流れ星の数は、南群で2〜3個、北群で2個ほどです。ふだんの夜より、少し見つけやすい程度と考えておきましょう。

なお、流星群の規模を表す指標に、ZHR(天頂出現数)があります。空の条件が理想的なときに1時間に見えるはずの数で、国立天文台の資料では、南群は7、北群は5です。実際に見える数はこれより少なくなるため、1時間に2〜3個ほどという数字が、現実的な目安です。

その一方で、国立天文台は、この流星群について「火球と呼ばれる明るい流星が多く流れ、偶然目にすることも多い流星群のようです」と紹介しています。数は少なくても、一晩のうちにひときわ明るい流れ星に出会えるかもしれません。

たくさん見るというより、のんびり夜空を眺めながら、運がよければ明るい流れ星に出会える流星群、というイメージです。

見つけるコツと、見る時間帯

見つけるコツと、見る時間帯

国立天文台によると、流れ星は一晩中流れますが、放射点が高くなる午後9時以降が好条件とされています。夜9時を過ぎたら、空を見上げてみましょう。

おうし座流星群を見るときの3つのポイント。午後9時以降、月明かりのじゃまは少なめ、数は少なめだが火球が多いことを示す図
観察するときの3つのポイント

流れ星は、放射点のまわりだけでなく、空のあちこちに現れます。特定の方角にこだわらず、できるだけ空が広く見渡せる場所で、ぼんやり空全体を眺めるのがコツです。双眼鏡や望遠鏡は視野がせまくなるため、流れ星の観察には向きません。肉眼で十分です。

街灯りの少ない、暗い場所ほど、たくさんの流れ星を楽しめます。目が暗さに慣れるまでには、しばらく時間がかかります。スマートフォンの画面を見る回数は、できるだけ減らしましょう。11月の夜は冷えこみます。厚手の上着や、ひざ掛けなどの防寒対策も忘れずに。

観察する前に、国立天文台の「ほしぞら情報」などで、その時期の惑星や月のようすも確認しておくと、夜空をより楽しめます。

よくある質問

Q. おうし座流星群は、何時ごろから見ればいい?

国立天文台によると、流れ星は一晩中流れますが、放射点が高くなる午後9時以降が好条件とされています。

Q. 南群と北群は、見分けられる?

見ただけでは区別がつきません。2つの群が同時に活動している時期は、「おうし座流星群」としてまとめて楽しむのがおすすめです。

Q. 天気が悪い日は、あきらめるしかない?

極大の日の前後も、ほぼ同じように流れ星が見られる可能性があります。期間が長い流星群なので、前後の夜も試してみるとよいでしょう。ただし、雲が多い夜は、観察が難しくなります。

Q. 望遠鏡や双眼鏡は必要?

必要ありません。視野がせまくなるため、肉眼で空全体を眺めるのが向いています。

まとめ:数は少なめでも、火球に出会えるおうし座流星群

まとめ:数は少なめでも、火球に出会えるおうし座流星群

2026年のおうし座流星群は、南群が11月6日、北群が11月13日に極大を迎えます。1時間あたりの流れ星は2〜3個ほどと少なめですが、明るい火球が多いとされ、月明かりの条件もおおむね良さそうです。夜9時を過ぎたら、暖かくして、空を広く眺めてみてください。ほかの流星群の見頃もあわせて確認すれば、秋から冬の夜空を、より長く楽しめます。

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この記事を書いた人

はじめまして、星空ログ編集部です。「星空をもっと身近に」を合言葉に、初心者向けの望遠鏡選びといった実用的な情報から、知って得する天体雑学まで、宇宙にまつわるさまざまなコンテンツをお届けしています。日々刻々と変わる夜空の魅力を、わかりやすく丁寧にお伝えしていきます。

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