1. 星座名・学名・略符・読み方
はくちょう座/学名:Cygnus/略符:Cyg/読み方:はくちょうざ
2. 見つけ方
夏の天の川の中に、大きな十字の形を描く星座です。南十字星に対して「北十字」とも呼ばれ、街中でも見つけやすいのが特徴です。尾にあたる位置に1等星デネブ、頭(くちばし)の先に二重星アルビレオがあります。こと座のベガ、わし座のアルタイルとともに「夏の大三角」を形作ります。

3. 観測に適した季節・時間帯
7月〜11月ごろに観測しやすい星座です。8月は宵のうち(20時〜22時ごろ)にはすでに頭上近くまで上がっており、21時ごろにはほぼ真上(天頂)に見えます。9月に入ると南中の時刻が少しずつ早まり、天の川ごと西寄りの空へ移っていきます。天頂に近い高い位置に見えるため、街灯や建物の影響を受けにくいのも観望初心者にうれしいポイントです。
4. 日本からの見え方
見える(日本全国)。赤経20時30分・赤緯+43°と北の空の高い位置にあるため、全国どこからでも観測しやすい星座です。
5. 神話・由来
ギリシャ神話では、大神ゼウスが白鳥の姿となって王妃レダの前に現れた場面がこの星座の由来とされています。
日本では、宮沢賢治の物語「銀河鉄道の夜」に「北十字」として登場することでも知られています。
6. 含まれる代表的な天体
デネブ(尾にあたる1等星。地球から約1400〜2600光年ともいわれる遠さにある白色超巨星で、実際の明るさは太陽の数万〜数十万倍にもなります)。
アルビレオ(頭の先にある二重星。金色と青色の対比が美しく「天上の宝石」とも呼ばれます)。
7. 豆知識・トリビア
南十字星に対して「北十字」と呼ばれる、天の川の中を飛ぶように見える星座です。
8. 観測に便利な機材
双眼鏡があると、アルビレオの金色と青色の対比をより楽しめます。
9. 関連する用語事典項目へのリンク
夏の大三角/デネブ
見ごろ早見表
| 時期 | 時間帯の目安 | 方角・高さ |
| 8月中旬〜下旬 | 20時〜22時ごろ | 天頂近くの高い空 |
| 9月中旬 | 19時〜20時ごろ | 天頂からやや西寄りの高い空 |
※上記は目安です。星の南中時刻は1日あたり約4分ずつ早くなっていくため、年・観測日によって多少ずれます。公開前にプラネタリウムアプリ等の一次情報で照合してください。

