1. 星座名・学名・略符・読み方
りゅう座/学名:Draco/略符:Dra/読み方:りゅうざ
2. 見つけ方
おおぐま座とこぐま座の間を大きく蛇行しながら伸びる、全天で8番目に大きな星座です。尾は北斗七星の柄杓の近くから始まり、頭部はこと座の1等星ベガのすぐそばまで伸びています。3等星以下の暗い星が多いため、星座線をたどるようにして探すのがコツです。日本のほぼ全域で地平線に沈まない周極星の一つで、晴れていれば一年を通して体のどこかを見つけられます。

3. 観測に適した季節・時間帯
一年中見える周極星座ですが、頭部が天頂近くまで高く昇る6月下旬〜7月ごろの21時前後がもっとも観察しやすい時期です。
4. 日本からの見え方
見える(日本全国)。周極星座のため一年中沈みませんが、頭部を高く見やすい位置で観察できるのは夏の宵です。
5. 神話・由来
りゅう座は、ヘラクレスの12の難業のひとつに登場する百頭の竜ラドンの姿だとされています。ラドンは、大地の女神ガイアが女神ヘラの結婚祝いに贈った黄金の林檎の木を、夜も眠らず守り続けていました。ヘラクレスは11番目の難業でこの林檎を手に入れるためにラドンを倒し、その働きをたたえた女神ヘラによって天に上げられ、りゅう座になったと伝えられています。すぐそばのヘルクレス座は、この時のヘラクレスの姿だとされています。
6. 含まれる代表的な天体
もっとも明るいγ星エルタニンは2等星、β星ラスタバンは2.8等星です。α星トゥバンは3等星台と目立ちませんが、約5000年前には歳差運動の影響で天の北極にもっとも近い星「北極星」の役割を果たしていました。竜の首のあたりには、望遠鏡で青緑色の丸い姿を確認できる惑星状星雲NGC6543(キャッツアイ星雲)があります。
7. 豆知識・トリビア
毎年10月上旬ごろ、りゅう座の方向を放射点とする流星群(りゅう座流星群/ジャコビニ流星群)が見られることがあります。母天体であるジャコビニ・チンナー彗星との位置関係によって、数年おきに活発な出現を見せることが知られています。
8. 観測に便利な機材
暗い星が多いため、双眼鏡があると星座線をたどりやすくなります。キャッツアイ星雲の観察には天体望遠鏡が必要です。
9. 関連する用語事典項目へのリンク
周極星/北極星/流星群/ヘルクレス座/こと座/おおぐま座/こぐま座
見ごろ早見表
| 時期 | 時間帯の目安 | 方角・高さ |
|---|---|---|
| 6月下旬〜7月中旬 | 21時ごろ | 天頂付近 |
| 一年中 | いつでも | 北の空(周極星のため沈まない) |

