1. 星座名・学名・略符・読み方
ヘルクレス座/学名:Hercules/略符:Her/読み方:へるくれすざ
2. 見つけ方
こと座のベガとうしかい座のアークトゥルスのほぼ中間あたりに、「キーストーン」と呼ばれる4つの星でできた歪んだ台形を探すと、ヘルクレス座の胴体部分が見つかります。全天でも屈指の広さを誇る星座で、キーストーンを中心に、頭・腕・脚にあたる星々が大きく広がっています。

3. 観測に適した季節・時間帯
見ごろは6月〜7月ごろです。21時ごろに天頂近くの高い空に見えます。
4. 日本からの見え方
見える(日本全国)。天頂近くの高い空に見えるため、観測しやすい星座です。
5. 神話・由来
ヘルクレス座は、ギリシャ神話最大の英雄ヘラクレスの姿を表すとされています。ヘラクレスは女神ヘラの策略により正気を失い、我が子を手にかけてしまった罪を償うため、ミュケナイの王エウリュステウスに仕え、12の難業を課せられました。その中には、しし座になったネメアの獅子退治や、ヒュドラ(怪物の大蛇)退治の際にヘラが送り込んだ大蟹(かに座)を踏みつぶす場面などが含まれています。数々の苦難を乗り越えたヘラクレスは、死後にその功績を称えられ、星座として天に上げられたと伝えられています。
6. 含まれる代表的な天体
ヘルクレス座には、北天でも屈指の明るさを誇る球状星団M13があります。50万個もの星が密集しており、暗い空では肉眼でもぼんやりとした光として見つけられます。α星のラス・アルゲティは、赤色の主星のすぐそばに青色の伴星が寄り添う二重星として知られています。
7. 豆知識・トリビア
1974年、アメリカのアレシボ電波望遠鏡から、地球外生命体へ向けたメッセージ「アレシボ・メッセージ」がM13の方向へ向けて送信されました。M13までの距離は約2万5000光年もあるため、メッセージが届くのはまだまだ先の話です。
8. 観測に便利な機材
双眼鏡があれば、M13がぼんやりとした光の玉のように見える様子を楽しめます。天体望遠鏡を使うと、球状星団特有の、無数の星が集まった姿がよりくっきりと浮かび上がります。
9. 関連する用語事典項目へのリンク
見ごろ早見表
| 時期 | 時間帯の目安 | 方角・高さ |
|---|---|---|
| 6月下旬〜7月上旬 | 21時ごろ | 天頂付近の高い空 |
| 7月下旬 | 20時ごろ | 天頂〜西の高い空 |
※上記は目安です。星の南中時刻は1日あたり約4分ずつ早くなっていくため、年・観測日によって多少ずれます。公開前にプラネタリウムアプリ等の一次情報で照合してください。

