わし座 — 天の川越しに輝く、彦星アルタイル

わし座アイキャッチ
目次

1. 星座名・学名・略符・読み方

わし座/学名:Aquila/略符:Aql/読み方:わしざ

2. 見つけ方

天の川の中で明るく輝くこと座のベガとはくちょう座のデネブを見つけたら、天の川を挟んだ反対側、デネブの左下あたりのやや低い位置に、白く輝く1等星アルタイルがあります。ベガ・デネブ・アルタイルの3つを結ぶと「夏の大三角」になります。アルタイルの両脇には2つの星が並び、鷲が翼を広げた姿を形作っています。

わし座星図

3. 観測に適した季節・時間帯

見ごろは7月〜9月です。8月の21時ごろには、南の高い空に見えます。

4. 日本からの見え方

見える(日本全国)。七夕伝説の「彦星」としても知られ、夏の大三角の一角を成す星座です。

5. 神話・由来

ギリシャ神話では、大神ゼウスに仕えた鷲、あるいはゼウスが美少年ガニュメデスをさらうために姿を変えた鷲の姿とされています。中国の七夕伝説では、アルタイルは牛飼いの青年「牽牛(けんぎゅう)」=彦星とされ、天の川を挟んでこと座のベガ(織姫)と年に一度出会うという物語で親しまれています。

6. 含まれる代表的な天体

アルタイル(α星、0.76等の1等星で白く輝く。両脇の2つの星とともに鷲の頭を形作る)。

7. 豆知識・トリビア

アルタイルはアラビア語で「飛翔する鷲」を意味します。自転周期が約9時間と非常に速く、遠心力によって赤道方向にやや膨らんだ形をしていることが知られています。

8. 観測に便利な機材

肉眼でもアルタイルと両脇の星の並びは見つけやすいですが、双眼鏡があると天の川に沿って広がる星の密集をより楽しめます。

9. 関連する用語事典項目へのリンク

夏の大三角/こと座/はくちょう座

見ごろ早見表

時期時間帯の目安方角・高さ
7月下旬〜8月21時ごろ南の高い空
9月上旬20時ごろ南〜南西の高い空

※上記は目安です。星の南中時刻は1日あたり約4分ずつ早くなっていくため、年・観測日によって多少ずれます。公開前にプラネタリウムアプリ等の一次情報で照合してください。

わし座アイキャッチ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事を書いた人

はじめまして、星空ログ編集部です。「星空をもっと身近に」を合言葉に、初心者向けの望遠鏡選びといった実用的な情報から、知って得する天体雑学まで、宇宙にまつわるさまざまなコンテンツをお届けしています。日々刻々と変わる夜空の魅力を、わかりやすく丁寧にお伝えしていきます。

目次