秋の夜空は、明るい星が少なくてさびしい。そんな季節に、探し方の目印になるのが、頭の上に浮かぶ大きな四角形です。
秋の四辺形とは
ペガスス座の3つの星(マルカブ・シェアト・アルゲニブ)と、アンドロメダ座のアルフェラッツを結んでできる四角形が、秋の四辺形です。「ペガススの四辺形」とも呼ばれます。ペガスス座は空飛ぶ天馬の星座で、この四角形はその胴体にあたります。
アルフェラッツは、かつてペガスス座の一部として扱われていた時期があり、今はアンドロメダ座の頭にあたる星とされています。
見つけ方のコツ
秋の夜、南の空の高いところに、大きく傾いた四角形を探します。1辺の長さは満月の直径のおよそ30個分にもなるので、思っていたよりずっと大きく感じるはずです。
秋には目立つ1等星が少なく、1等星はみなみのうお座のフォーマルハウトくらいだとされています。そのぶん、四辺形の4つの星は周りより目立つので、いい目印になります。一方で、4つとも2〜3等星くらいなので、街明かりの強い場所では星が少なく見えるかもしれません。まずは、空が暗い場所で探してみましょう。
四辺形から広がる、秋の星探し
秋の四辺形は、星座探しのスタート地点です。
- アンドロメダ座:アルフェラッツから、星が連なる「腕」をたどります。その先でアンドロメダ銀河を探すこともできます。
- うお座:四辺形の下側にひろがる星座です。明るい星が少ないので、暗い空で挑戦してみてください。
- カシオペヤ座:北の空のW字形の星座です。四辺形とあわせて、秋の空の道しるべになります。
アンドロメダ銀河は、空の暗い場所なら肉眼でもぼんやり見えることがあります。双眼鏡を使うと、楕円形の広がりが見つけやすくなります。
秋の四辺形についてのよくある疑問
Q. ほんとうに正方形ですか?
正方形に見えますが、実際には少しゆがんだ四角形です。星の位置は、地球から見た見かけの並びなので、星どうしの距離はばらばらです。
Q. いつごろ見られますか?
秋の夜の遅めの時間に、南の空の高いところで見やすくなります。時間がたつと、西へ移動していきます。
Q. スマホのアプリがなくても探せますか?
星座早見盤があれば、日時に合わせて探せます。四辺形を見つけたら、周りの星座へ視線を広げていきましょう。
四辺形を「入口」にしよう
秋の星空は、目立つ星が多くありません。だからこそ、四辺形のような形を手がかりにすると、まわりの星座をたどりやすくなります。まず四辺形を見つけ、そこから周囲へ視線を広げてみましょう。

