みなみじゅうじ座 — 沖縄で見られる、全天最小の南十字星

みなみじゅうじ座アイキャッチ
目次

1. 星座名・学名・略符・読み方

みなみじゅうじ座/学名:Crux/略符:Cru/読み方:みなみじゅうじざ

2. 見つけ方

かつてはケンタウルス座の一部とされていましたが、17世紀末に独立した星座になりました。全天88星座の中でもっとも面積が小さい星座で、2つの1等星(アクルックス・ミモザ)を含む、コンパクトで見つけやすい十字形が目印です。すぐそばには、りゅうこつ座・ほ座にまたがる4つの2等星がつくる「にせ十字」があり、間違えやすいので注意が必要です。

みなみじゅうじ座星図

3. 観測に適した季節・時間帯

見ごろは5月ごろです。沖縄など南の地域では20時ごろに南の低い空に見えます。

4. 日本からの見え方

本州からは地平線の下に沈んでいて見ることができません。沖縄県や小笠原諸島など、日本の南の地域まで行くと、南の低い空に姿を現します。

5. 神話・由来

みなみじゅうじ座は、古代には明確な独立した星座として扱われておらず、隣接するケンタウルス座の一部と考えられていました。17世紀末になってようやく独立した星座として認められ、現在のような十字の姿で親しまれるようになりました。オーストラリアやニュージーランド、パプアニューギニアなど、南半球の国旗に星座そのものが描かれるほど、南半球では特別な存在として親しまれています。

6. 含まれる代表的な天体

α星のアクルックスとβ星のミモザは、ともに1等星です。α星の東側には、コールサック(石炭袋)と呼ばれる暗黒星雲が広がっており、天の川を背景に、ぽっかりと黒い穴のように見えることからその名がつきました。太陽系からの距離は約620光年です。

7. 豆知識・トリビア

みなみじゅうじ座は、全天88星座の中でもっとも面積が小さい星座です。それでも2つの1等星を含むため、南半球では方角を知るための道しるべとして古くから活用されてきました。

8. 観測に便利な機材

肉眼でも十字の形をはっきり確認できますが、双眼鏡があれば、そばにあるコールサックの暗さや、天の川とのコントラストをより楽しめます。

9. 関連する用語事典項目へのリンク

星雲/光年/ケンタウルス座

見ごろ早見表

時期時間帯の目安方角・高さ
4月下旬〜5月中旬20時ごろ南の低い空(沖縄など)
6月上旬19時ごろ南の低い空(沖縄など)

※上記は目安です。星の南中時刻は1日あたり約4分ずつ早くなっていくため、年・観測日によって多少ずれます。公開前にプラネタリウムアプリ等の一次情報で照合してください。

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この記事を書いた人

はじめまして、星空ログ編集部です。「星空をもっと身近に」を合言葉に、初心者向けの望遠鏡選びといった実用的な情報から、知って得する天体雑学まで、宇宙にまつわるさまざまなコンテンツをお届けしています。日々刻々と変わる夜空の魅力を、わかりやすく丁寧にお伝えしていきます。

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