星座って全部で何個あるの?|12星座だけじゃない理由

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「星座」と聞くと、おひつじ座や、てんびん座といった「12星座」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。占いでおなじみなので、星座は12個だと思っている方も少なくありません。ところが実際には、星座は全部で88個もあります。では、なぜ12星座だけがこんなに有名なのでしょうか。この記事では、星座の本当の数と、12星座だけが特別に知られている理由を、初心者の方にもわかるようにやさしく解説します。読み終えるころには、夜空に広がる88の物語を、もっと知りたくなるはずです。

目次

星座は全部で「88個」ある

現在、世界共通で定められている星座の数は88個です。これは、国際天文学連合(IAU)という世界の天文学者でつくる国際組織によって正式に決められたもので、日本から見える星座も、南半球でしか見えない星座も、すべて含めた数です。オリオン座やカシオペヤ座のような有名なものから、あまり聞き慣れない小さな星座まで、夜空は88の区画にきっちり分けられています。「星座は12個」というイメージからすると、ずいぶん多く感じるかもしれませんね。

オリオン座、カシオペヤ座、おおぐま座、しし座、さそり座、はくちょう座、こと座、みなみじゅうじ座の8つの星座の形を示した図
88星座のうち、代表的な8つの星座の形。星座は夜空のどのあたりかを示す「住所」でもあります。

ここで紹介したのは、代表的な8つだけです。88星座の一覧は、星座図鑑で確認できます。

なぜ「12星座」だけが有名なの?

オリオン座

88個もあるのに12星座だけが有名なのは、占い(星占い)で使われているからです。この12星座は、太陽が1年かけて空を移動していく通り道(黄道)の上に並んでいる星座たちです。太陽の通り道にあるため特別あつかいされ、誕生日ごとの星座として親しまれるようになりました。つまり12星座は「88個のうち、太陽の通り道にある特に有名な12個」というわけです。星占いでよく耳にするので、まるで星座がそれだけしかないように感じてしまうのですね。

太陽の通り道(黄道)にならぶ、おひつじ座からうお座までの12星座と、へびつかい座の位置を示した図
12星座は、太陽が1年かけて進む通り道(黄道)にならぶ星座たち。へびつかい座も少しかかっていますが、12星座には入りません。

88星座はどうやって決められたの?

全天88星座を春・夏・秋・冬の季節ごとに分けた模式図
全天88星座を季節ごとに分けたイメージ図です(模式図)。星座の数・季節区分は正確ですが、実際の星座の形や星の位置関係を再現したものではありません。

星座の多くは、古代の人々が星の並びを神話の登場人物や動物に見立てたことが始まりです。時代や国によって数え方がバラバラだったため、のちに世界共通のルールとして、夜空全体を88の区画に整理して決められました。1922年に国際天文学連合の総会で88の星座名が整理され、その後、星座どうしの境界線も定められました。今では星座は「星の絵」であると同時に、「夜空のどのあたりか」を示す住所のような役割も持っています。天体の位置を伝えるとき、「〇〇座の方向」という言い方をするのは、このためです。

日本から見えるのは何個?

日本から見えるのは何個?

88個すべてが日本から見えるわけではありません。南の空の低いところにある星座は、東京ではどの季節・時刻でも地平線の上にのぼらず、まったく見えない星座が12個あります。残りの76個は少なくとも一部が見え、全体を見渡せるのは約60個(およそ7割)です。北の地方ほど見えない星座は多く、南の地方ほど少なくなります。逆にいえば、旅行で南の国へ行くと、日本では見られない星座に出会えるということ。星座の数を知っておくと、旅先で夜空を見上げる楽しみもひとつ増えます。

天の南極のまわりの地図で、東京からは地平線の上にのぼらない12の星座の位置を示した図
東京では、天の南極から約36度以内にある12星座が、どの季節・時刻でも見えません。

よくある質問(FAQ)

Q. 「13星座」という話を聞いたことがありますが、本当ですか?

太陽の通り道には、実は「へびつかい座」も少しかかっているため、これを加えて「13星座」とする考え方が話題になったことがあります。ただし、一般的な星占いでは、昔ながらの12星座が使われ続けています。どちらが正しいというより、区切り方の違いだと考えるとよいでしょう。

Q. 新しい星座がこれから増えることはありますか?

現在の88星座は世界共通のルールとして確定しているため、基本的に増えたり減ったりすることはありません。かつては時代ごとに新しい星座が作られたこともありましたが、今は88個で固定されています。安心して「星座は88個」と覚えて大丈夫です。

まとめ:星座は88個、12星座は太陽の通り道にある

星座は88個、12星座は太陽の通り道にあるから有名

星座は12個ではなく、全部で88個あります。12星座がとくに有名なのは、太陽の通り道(黄道)の上にあり、占いで使われているからです。88の星座は、夜空を整理して位置を示す「住所」の役割も持っています。次に星空を見上げるときは、有名な星座だけでなく、その周りに広がる知られざる星座たちにも目を向けてみてください。夜空の楽しみが、一気に広がるはずです。

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この記事を書いた人

はじめまして、星空ログ編集部です。「星空をもっと身近に」を合言葉に、初心者向けの望遠鏡選びといった実用的な情報から、知って得する天体雑学まで、宇宙にまつわるさまざまなコンテンツをお届けしています。日々刻々と変わる夜空の魅力を、わかりやすく丁寧にお伝えしていきます。

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