ぎょしゃ座 — 子ヤギを抱く、発明王エリクトニウスの星座

ぎょしゃ座アイキャッチ
目次

1. 星座名・学名・略符・読み方

ぎょしゃ座/学名:Auriga/略符:Aur/読み方:ぎょしゃざ

2. 見つけ方

おおいぬ座のシリウスとオリオン座のベテルギウスを結び、そのまま北へのばしていくと、ひときわ黄色く輝く0等星カペラに突き当たります。カペラを頂点の一つとする大きな五角形が、ぎょしゃ座の目印です(五角形の一辺はふたご座の星と共有しています)。

ぎょしゃ座星図

3. 観測に適した季節・時間帯

見ごろは1月上旬〜中旬です。1月中旬の21時ごろには、天頂近くの高い空に見えます。

4. 日本からの見え方

見える(日本全国)。冬の星座の中でもいち早く昇り、天頂近くまで達するため観測条件は良好です。カペラは「冬のダイヤモンド(冬の大六角形)」を形づくる7つの明るい星の一つでもあります。

5. 神話・由来

ギリシャ神話では、アテネの第4代の王エリクトニウスの姿とされています。彼は生まれつき足が不自由でしたが、その代わりに世界で初めて四頭立ての馬車(戦車)を発明し、巧みに乗りこなしました。この発明と功績を称えた神々によって、天に上げられ星座になったと伝えられています。

6. 含まれる代表的な天体

カペラ(α星、0等星でぎょしゃ座最大の輝星。「小さな雌ヤギ」の意味を持ち、星座絵では老人が子ヤギを抱いた姿で描かれる)。カペラのすぐそばにある小さな三角形は「子山羊たち(The Kids)」と呼ばれる。散開星団M36・M37・M38(冬の天の川に近く、双眼鏡や小望遠鏡で楽しめる3つの星団)。

7. 豆知識・トリビア

カペラは見かけ上1つの星に見えますが、実際は4つの恒星からなる連星系です。1等星の中でも特に明るく、正確には0等級に分類されます。散開星団M36・M37・M38は、それぞれ「星が密集して明るい」「星の並びが均整で美しい」「大きく広がるがやや淡い」と個性が異なり、双眼鏡での星団めぐりが楽しめます。

8. 観測に便利な機材

双眼鏡があれば、カペラ周辺からM36・M37・M38の3つの散開星団を巡る「星団めぐり」が楽しめます。

9. 関連する用語事典項目へのリンク

連星/星団(散開星団・球状星団)

見ごろ早見表

時期時間帯の目安方角・高さ
1月上旬〜中旬21時ごろ天頂近くの高い空
12月中旬23時ごろ天頂近くの高い空

※上記は目安です。星の南中時刻は1日あたり約4分ずつ早くなっていくため、年・観測日によって多少ずれます。公開前にプラネタリウムアプリ等の一次情報で照合してください。

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この記事を書いた人

はじめまして、星空ログ編集部です。「星空をもっと身近に」を合言葉に、初心者向けの望遠鏡選びといった実用的な情報から、知って得する天体雑学まで、宇宙にまつわるさまざまなコンテンツをお届けしています。日々刻々と変わる夜空の魅力を、わかりやすく丁寧にお伝えしていきます。

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