冬の夜空には、明るい星がぎゅっと集まっています。その主役たちをひとつながりにすると、頭上いっぱいに巨大な六角形が浮かび上がります。
冬の大六角とは
冬の大六角は、次の6つの1等星を結んでできる六角形です。「冬のダイヤモンド」とも呼ばれます。
- おおいぬ座のシリウス
- こいぬ座のプロキオン
- ふたご座のポルックス
- ぎょしゃ座のカペラ
- おうし座のアルデバラン
- オリオン座のリゲル
シリウス・プロキオン・ベテルギウスを結ぶ「冬の大三角」は、この六角形の中の一部にあたります。六角形の中心近くにも、赤く輝くベテルギウスがあります。大三角が三角形の目印なら、大六角は、冬の空全体を見渡すための大きな地図のようなものです。
見つけ方
まず、目立つオリオン座の三ツ星を探します。三ツ星の左上にあるのが赤っぽいベテルギウス、右下にあるのが青白いリゲルです。そこから、次の順に星を結んでいきます。
- 全天で最も明るいシリウス(三ツ星を左下にのばす)
- プロキオン(シリウスの左上)
- ポルックス(プロキオンの上のほう)
- カペラ(さらに右上)
- アルデバラン(三ツ星を右上にのばした先)
- リゲル(オリオン座の右下)
12月から2月ごろ、南の空に見えます。星が高く昇る夜の時間帯を選ぶと、見つけやすくなります。
6つの星の色を見くらべよう
6つの星は、色がそれぞれ違います。シリウス、リゲルは青白く、カペラは黄色っぽく、アルデバランはオレンジ色、ベテルギウスは赤っぽく見えます。色の違いは、星の表面温度の違いを表しています。双眼鏡で見ると、色がよりはっきりします。
冬の大六角についてのよくある疑問
Q. 冬の大三角とは何が違うのですか?
冬の大三角はシリウス・プロキオン・ベテルギウスの3つの星、冬の大六角は6つの1等星を使うので、スケールが大きいです。星座の探し始めには大三角、冬の空全体を見るには大六角が向いています。
Q. なぜ冬は1等星が多いのですか?
冬の空には、明るい星や星団が集まっている領域があり、特に1等星が目立ちます。冬の星空が華やかに見える理由のひとつです。
Q. 街明かりの中でも見えますか?
1等星だけなので、街の中でも見つけやすいです。まず六角形を探し、そこから暗い星座へ広げていくのがおすすめです。
観察前の準備
冬の大六角は、星座を一つひとつ覚える前の「全体の地図」として役立ちます。寒い夜は長く外にいられないので、防寒をしっかりして、まず六角形をひと目で見つけるところから始めてみてください。

